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転んで歯が欠けた!そんなときはどうするの??

[2017.06.06]

小児歯科医の渡部です。

 

4月にケガのお友達が多いとブログに書きましたが、

5月も同じような状態が続いていました!

6月に入っても、朝から急患が続々、、、('◇')ゞ

昨日のような突然の豪雨、雷にあわてて、すってんころりん☆彡しないように気をつけましょうね。

 

 

さて、歯のケガ、治療編第2弾☆

今回は、歯が欠けてしまったらどうするの?

 

歯が欠けてしまった場合、

欠けた大きさや、欠けた場所がかなり重要になってきます。

 

痛みがある場合、冷たいものがしみる場合は、重症の可能性があります!

 

また、痛みがないため、欠けたけれどもそのままにしてしまった場合、

長い時間をかけて、バイキンが神経まで到達し、歯の神経を死なせてしまうこともあります。

 

そうならないためにも、欠けてしまった場合も、早めに歯科医院を受診しましょう。

 

さて、歯が欠けてしまった場合の治療法は、

まず、神経の治療をします(しなくてすむ場合もあります)。

 

ケガの場合、特にお子さんの場合は、大人の治療と違って、神経全部を取らなくても済む場合があります!

これは、小児歯科特有の治療法☆☆☆

しかも、通常は何回も通院しなくてはいけない神経の治療が、この方法だとなんと1回で終わってしまいます!!!

(適応でない場合もあります)

子供の歯、特に生えたばかりの永久歯の場合、根の成長が終わっていないことが多いです。

『根の成長が終わっていない=歯が短い』

このような状態で神経を全部取ってしまうと、成長しきれないまま、歯が短いままになってしまうのです。

そうすると、とてももろい歯になってしまいます。

そうならないためにも、神経を部分的に残しておく治療法があるのです。

 

そのあと、欠けた部分の治療を行います。

(神経の治療をした場合は、後日になります)

白いプラスチックで歯を補う場合と、

欠けた歯の破片が残っていた場合は、それをくっつける場合があります。

欠けた歯の破片をお持ちの場合は、乾燥しないように水(この場合は牛乳に入れなくても構いません)に浸しておきましょう。

乾燥すると、歯の色が変わってしまい、使用できなくなる可能性が高くなります。

 

先日、実際にけがをして来院したZくん。

 

 上の前歯2本が折れてしまったとのことでした( ;∀;)

 

 

 

 

治療終了後の写真です。

 

 

 

 

 

 

向かって左が、欠けたところをプラスチックで治した歯、

向かって右が、神経の一部を取り除いた後、プラスチックで治した歯、

になります。

どちらも見た目は同じように元通り☆

遠方にもかかわらず、がんばって通ってくださいました!!!

 

まだまだケガをするお子さんが増えています!

みなさん、足元から見直してみませんか??

足指姿勢教室』、ぜひ一度参加してみてくださいね☆

 

 

 

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