2017.08.07 毎日新聞 赤ちゃんハテナ箱に掲載されました
先月 当院の院長 伊藤織恵が 毎日新聞の取材を受けました。
滅多に取材を受けたりしない院長ですが、取材インタビュアー塩田さんの
『私も0歳児の子育てをしながら 働いているワーキングマザーなんです。
同じ子育て世代のママたちへのアドバイス的なものを伺いたいんです!』という一言で
取材を決めたそうで、お電話をいただいた翌日取材を受けるという 驚きのスピード対応でした!(笑)
【泣いても 歯磨きは 根気強く・・・】
泣いても・・・なんて書くと SNS などでは 速攻 炎上することもありますよね?
院長もはじめは インタビューに答えるときに 悩んでいた質問があったそうです。
でも 誰かが伝えないと それこそ 伝わらない!! 多くのママたちを救ってあげたいという思いから
『赤ちゃんを泣かせない 歯磨きの方法を教えてください!』という質問に対し
『赤ちゃんを全く泣かせない歯磨きの方法はありません。
でも 泣かせる時間を減らす方法はいくらでもあります!』と答えていました。
泣かせる時間を減らす、早く慣れさせる方法は こどもの歯科へ受診されている皆さんは
もうご存知ですよね?!(^。^)
当院に初診でお見えになる保護者の中でも 『泣いてしまって歯磨きが出来ません。』
とおっしゃる方は 0歳から1歳児のママに多くいます。
その保護者の多くは 歯磨きをする際、赤ちゃんが「泣く」こと自体を 悪いことと捉えていらっしゃるようです。
よく公園で赤ちゃんが泣いていると 『赤ちゃんが泣くのは仕事だから・・・』
『泣くことで 肺がしっかり鍛えられるから・・・』
と言われていた時代を知らない 保護者も今や 少なくありません。
でも この’泣く’という行為は 呼吸に大きく関わっていることはご存知ですか?
泣くことによって 横隔膜がしっかりと動くようになり、深い呼吸ができるようになります。深い呼吸が出来るようになると、お腹周りの深部の筋肉が鍛えられ さらには体幹までもが鍛えられます。
泣かせない あるいは 弱々しい声でしか泣けないということは、体幹の筋肉の働きも弱くなり
将来的に姿勢や歯並びに影響が出てしまう恐れもあります。
泣いているほうが 肺も 横隔膜も 表情筋も 体幹も鍛え、さらには 口も開いて歯磨きもしやすくなりますよ♪
(ほら!泣いている絵って、お口開いてますよね??)
むし歯の治療も同じです。’すごく泣いてしまって迷惑かかるから 治療に連れて来られませんでした!’
’泣いたら 診てもらえないと思っていたので、諦めていましたが もう限界みたいなので連れてきました’
という保護者もいらっしゃいますが、こどもたちが『泣く』ことは 決して 迷惑ではないのですよ!!
もちろん 私たちこどもの歯科スタッフも なるべく泣かせないように歯磨きをする
方法を指導したり 治療中も言葉を選んだりして対応しています!
ちなみに新聞記事に戻って、、、
画像の黄色くマーキングされている『もうひとつのワンダー』
翻訳家 中井はるの先生は 院長のお知り合いなのですが 偶然にも同じ紙面に掲載されております。
中井先生は 多くのディズニー絵本 etc の翻訳をされている 素晴らしい先生です。
本も 是非 読んでみてくださいね!!