メニュー

歯科におけるエアロゾル感染について

[2020.04.28]

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が出されて、

はや3週間が過ぎました。

 

今のところ、新型コロナウィルスは、
接触感染
飛沫感染
と言われていますが、

今回は、
エアロゾル感染
について考えてみます。

 

エアロゾル感染』の定義は、国により異なるそうです。

(というか、エアロゾル感染という言葉は厳密には存在しない、

通称のようなものみたいです)


エアロゾルとは、
【気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子と周囲の気体の混合体】
とのこと。

 

日常生活にも、

エアロゾルは多く存在しており、

花粉、黄砂、たばこの煙、

ディーゼル排ガスに含まれる黒色炭素粒子、

海の波しぶき、

また、布団や畳に潜むダニの死骸が乾燥すると、

風によって飛散することがあり、これらもエアロゾルというのだそう。

 

エアロゾル感染が、

飛沫感染に属するのか(飛沫したものが5μm以上)、

空気感染に属するのか(飛沫核、5μm以下)、

賛否両論のようです( ;∀;)

 

新型コロナウィルスがどちらに属するのか、

それは研究が進んでくれるのを待つとして、、、

(今のところ飛沫感染との説が有力ですが)

 

先日、NHKの番組で

新型コロナ「エアロゾル」で3時間生存 』!!!


NIH(アメリカ国立衛生研究所)などの研究グループが
エアロゾルの状態で3時間生き残るという研究結果が発表されました。

 

万が一、

エアロゾルの中に

新型コロナウィルスが存在したとすると、、、、(>_<)(>_<)(>_<)

 

 

歯科治療は、様々な機械を使っています。

特に、歯を削る機械は(タービンと呼ばれる高速切削器具)

よく水しぶきがあがっているのを見たことがある人が多いと思います。

あれが、エアロゾル発生の瞬間です!

歯石を取る機械(スケーラーと呼ばれる超音波器具)も同じです。

 

つまり、歯科治療では、

目に見えない水しぶき、空気による

お互いの感染リスクが高いです!!

 

こどもの歯科では、口腔外バキュームという

掃除機のような機械で、エアロゾルをすぐさま吸い取るように

工夫をしながら診療をしています。

でも、かなりうるさいです(笑)、ごめんね( ;∀;)

 

万が一、歯が痛い、腫れた、取れた、等でお困りの方は、

まずは、こどもの歯科まで電話(03-5768-4182)でご相談ください。

 

みんなが外出機会を減らすことにより、

早く現在の状況が緩和し、通常の生活に戻れますように。

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME