こどもがむし歯になる原因とは?
何をいまさら、、、と思いがちですが、
実は日常生活でやってしまっていることが多々あります。
というわけで、むし歯の原因について、今一度おさらいしてみましょう♬
まずむし歯は感染症、という認識が大切です。
赤ちゃんは全くの無菌で産まれてきます。
その後、成長するにつれて口の中にバイ菌が住み着くようになります。
何かのバイ菌は必ず、住み着きます。
そのばい菌の種類や数が、むし歯や歯周病のバイ菌でなければよいのです。
感染の窓という時期があります。
だいたい1歳半~2歳半、これは乳歯の奥歯が新しく生えてくる時期、
ということです。
この時期に、甘いものを多く与えてしまうと、
主に養育者からムシバイ菌が、この奥歯に住み着くようになります。
ここでポイントがあります。
ムシバイ菌は、食べ物にくっついてくるわけではなく、養育者から感染します。
養育者、つまり、お母さんやお父さんの口の中に
むしばい菌が少なければ、
こどものムシバイ菌は少ないまま、の可能性もあるわけです。
そこで、こどもをむし歯にしないためのポイントを。
①大人とスプーンを共有しないで。
大人の口にいれたスプーンや箸を、こどもに使うと、
ムシバイ菌が感染する可能性が高くなります。
(一度したから、即感染、というわけではありません。
風邪などと一緒で、菌が多くなると感染、になります。)
②甘い食べ物は少なく。
甘いものをゼロにする、というのは不可能です。
料理を作る際の調味料に、砂糖は少なからず含まれているのですから。
おやつは甘いものでなくてはいけないわけではありません。
おにぎりでもよし。
甘いものがいい、というのであれば、天然の甘みのあるもの、
これからの季節、焼き芋とかでもいいですね。
あと、お菓子を覚えてしまった子には、
キシリトール100%の全くむし歯にならないものをあげるのもいいと思います。
(ただし、キシリトールは体質的に食べ過ぎると下痢をしてしまうこともあります。
注意してあげるようにしてください。)
③だらだら食べはしません。
ごはんやおやつは時間を決めて与えましょう。
その決めた時間以外にもジュースやあめを口の中にいれてしまうと、
口の中の唾液の作用が働かなくなり、
常にむし歯になりやすい状態となってしまいます。
決めた時間以外は、麦茶にしましょう。
(牛乳も、ごはんやおやつの時間にあげるようにしてください)
④仕上げ磨きを必ず。
食後は歯磨きをしましょう。
1人で歯磨きができない子はもちろんのこと、1人で出来るようになっても、
特に6歳臼歯(抜けないで生えてくる永久歯)が生えてくる5歳くらいからは、
特に仕上げ磨きが大切です。
⑤定期検診を受けましょう。
そうはいっても、毎日のこと。
仕上げを少しさぼったり、
甘いものが増える時期もあると思います。
手遅れ(あ!歯に穴!?痛い?)になる前に、
ご家族全員で検診を受けておきましょう。
こどもの歯科では、横に並んで親子で検診ができますよ♪♪♪