怪我をした歯、そのまま放置すると、、、
寒かったり暖かくなったり、三寒四温、とはまさしく今!!ですね。
最近、歯のお怪我のお友達が増えてきました!
季節のせい?気候のせい?理由はよくわかりませんが、、、
特に痛がってもいないし、出血もしなかったので、そのままにしていた、、、
なんて方も多いと思いますが、もし怪我によるダメージが大きいと、
歯の色が変わってくることがあります。
これは、どういう変化が起きているのかというと、、
歯はもともと、歯槽骨という骨に囲まれて安定しています。
怪我により歯をぶつけると、一時的に歯が元の安定した場所から抜け出してしまうことになります。
(衝撃が大きければ大きいほど、歯が元の場所からずれてしまったり、ポロっと抜けてしまったりします。)
衝撃がそれほど大きくなければ、一応元の場所に戻ってくれるわけなのですが、
一瞬でも抜け出してしまうと、歯と歯槽骨をつないでいて栄養を運んでくれている神経(血管)が切れてしまいます。
神経(血管)が切れてしまうと、血流が途絶えてしまうわけで、そうなると歯に栄養がいきわたらなくなってしまい、
歯の色が黒ずんだようになってしまうのです。
しかし!
元の場所に早く安定させてあげれば、血流は復活し、歯の色も元に戻りやすくなります。
『歯の色の変化がある』=『歯の神経はまだ死んではいない』ということです。
歯の色は、1年以上かけて元に戻ってくる場合があります。
(残念ながら元に戻らない場合もあります。)
怪我した歯の色の変化は、乳歯やまだ生えたばかりの永久歯に起こりやすいです。
(大人の歯は、残念ながら元に戻りにくいので、神経の治療が必要になる場合が多いです)
怪我をした場合は、一度早めに歯科受診することをお勧めします。
(小児の場合は、小児専門の歯科医院へ)
本人が痛がっていなくても、保護者が揺れに気が付いていなくても、
歯は揺れていることがあります。
揺れていると、歯と歯ぐきの境目からバイキンが入っていきやすく、
ダメージがどんどん広がってしまいます。
お掃除(歯磨き)もケガをした歯は特に大切ですからね!!!!!
あと、何度もケガをしているお友達は、足指の相談をしてみることをおすすめします。
3月16日から毎回大好評、足指、靴の相談会を開催中です。
気になる方は、ぜひこどもの歯科へ☆彡