歯の抜け方もさまざまです

乳歯は20本、だいたい小学生のうちにすべて抜け変わります。

最近の子ども達は、生え変わりのスタートが早い子も多く、4歳後半で下の前歯が揺れてきたーなんて女の子もいます。

(赤ちゃんの時、初めて生えた乳歯がすごく早かった!(生後4か月とか)なんてお子さんは、抜け変わりが早い人が多いです。)

抜けた歯も、人によってさまざまで、形も色も違ったりします。

ながーい歯(たくさん根っこが残っている)のまま抜ける場合もあるし、ピンク色(中がすかすかで歯ぐきの色が見えている)の歯もあります。

歯が抜けたときに心配になって歯科医院を受診してくる人がいます。

『歯が抜けたんですけど、抜けた歯がなんか変で、、』
『歯の抜けた後の歯ぐきが白いんですけど、ちゃんと抜けてますか?』
『歯が抜けた後の歯ぐきが腫れてる気がするんですけど、、』

乳歯が抜けるときは、永久歯が育っているため、なことが多いです。
永久歯が育って大きくなってくると、乳歯を刺激して、乳歯の根っこが溶けてきます。

つまり、乳歯の残り具合(とけ具合)は、抜けるまで誰にもわからないのです。
(イラストの1.2.3.は永久歯、A.B.Cは乳歯のことです)

乳歯の形を見て、全部きれいに抜けたかどうかは、実は私たち小児歯科医にもわかりません。

たとえ、乳歯のかけらが少し残っていたとしても、もういらないものと体は判断し、体の外に排出されることが多いです。
なので、あまり気にしないでも大丈夫(^_-)-☆

ちなみに、抜け変わった後の歯並びが心配!

という方が多いと思いますが、永久歯が少しのびてくるまでは少し様子をみてください。
歯は、歯ぐきからただもぐらのように地上に顔を出しただけで、それから、舌に押されたり、頬に押されたりして動いていきます。

気になる事がある場合は、こどもの歯科までご相談ください。