歯をぶつけてぐらぐら!どうやって治すの??

小児歯科医の渡部です。
5月の連休が終わり、先の連休までまだまだだぁ、、と思っているお母さまお父様( ゚Д゚)
5月病にならないように、気をいい感じに抜いてがんばっていきましょう!

運動会のシーズンに入ってきました!!!
今日、運動会!というお友達も、連日、運動会の練習をしているお友達も、ケガを恐れず、がんばってくださいね!

さて、歯をぶつけてしまった!!
そんなとき、まずは歯以外、特に頭をぶつけていないか、確認してください。
少しでも疑いのある場合は、小児科、もしくは脳神経科へ。
頭をぶつけている場合は、2、3日後に嘔吐、などする場合があるので、様子をしっかりみてあげてくださいね。

歯をぶつけると、『脱臼』といって、今までの位置にない場合や、『亜脱臼(あだっきゅう)』といって、一度歯がずれてしまったけれども、自然にもとに戻った場合(しかし、一度脱臼してしまったため、歯がぐらついています)があります。

歯をぶつけたお友達が来院したら、まずは、咬めるかどうか(食事ができるかどうか)、いつもと歯の位置が変わっていないか確認します。

その後、歯のギブス、をつけます。

腕や足の骨を折ったとき、骨が元通りに戻るまで、ギブスをはめますよね?
歯も一緒です。歯のギブスはこちら☆

矯正の装置みたいですが、ケガの治療でもこのような装置を使います。
状態によって、このギブスを、1~3か月したままにしておきます

そうすると、まわりの組織がどんどん治ってきて、ぐらぐらしていた歯が、揺れなくなってくるのです。
歯のギブス中は、お掃除、がとっても大切!!!!

歯のケガをした後は、歯がこれ以上悪くならないように、そぉーっとしておきたい、気持ちもわかるのですが、ケガをした歯に汚れがついたままになってしまうと、ケガで弱くなった歯が、汚れの中に潜んでいるばい菌にやられてしまって、歯をどんどんダメにしてしまうのです!!!!

いつもより優しい力で、でも繰り返し繰り返し歯を掃除してあげましょう。

ちなみに、歯が抜けてしまった!!!!
という場合は、泥、砂などを水道水で数秒洗って、牛乳に入れて、1秒でも早く歯科医院へ。

その後の処置は、歯をぶつけてしまった場合とほぼ同じになります。
また、一度ケガをした歯をまたケガすると、もっと悪い状態になりかねません。

ケガ予防のためにも、『1年8組足ゆび教室』へ☆

1年8組 足指教室

足指は、まっすぐ伸びているのが正解です。当院では、足ゆびからお口の健康をつくる取り組みも行なっています。